
1927年、MDRTは32名の先人たちによりアメリカ・テネシー州・メンフィスにて産声をあげました。 あたかもそれを予感していたかのように、世界大恐慌が訪れたのは、MDRT設立の二年後のことでした。
当時のメンバーは、どのような想いでこの難局を乗り越えたのでしょうか?おそらく、誕生したばかりのMDRTという組織、仲間の深い絆で、励まし合い、助け合いながら全員で走り抜けたことだと想像します。
かつての先人たちの崇高なる精神は海を渡り、1970年17名の会員の手でMDRT日本会は設立され、連綿と綴られてきた歴史は本年、40年という節目の年を迎えることとなりました。
MDRT日本会のこれからの発展は会の進むべき方向性を会員すべてが共有することです。未曾有の金融危機に見舞われ、我々を取り巻く環境は大変厳しいものがあります。今こそ偉大なる先人たちの志を礎にしながら、MDRT日本会の進むべきビジョンを明確に打ち出したいと考えます。
魅力ある組織づくりは人つまり会員によって達成されます。社会に対して評価される魅力ある組織とは、はじめに会員個々のブランドづくりが重要であり、その結果、組織のブランドが確立すると思います。
現在、MDRT日本会は、チャプターとしてMCCゾーンの中でも、独自で活発な活動を行っています。本年はこれをさらに推進し、会員の活動をとおした魅力ある組織づくりを目指していきたいと思います。
MDRTの大きな柱、相互研鑽。現在ブロックを中心に研修会などをとおして、独自性を持った積極的な相互研鑚を行っています。
MDRTはメントァの精神にあるように会員が知識や情報を共有し、お互いに助け合う素晴らしい文化があります。本年は更なる充実を図り、魅力ある人づくりを行います。
MDRT日本会のもう一つの大きな柱である社会貢献。会員一人ひとりが、自ら支援する慈善団体等に対する精力的な活動をサポートします。
これまでの分会やブロック活動を中心とした、地域に根ざした独自のボランティア事業の積極的な展開と併せて、本年は、MDRT Foundation-Japanの設立により、会員をとおして慈善団体への援助を行います。
本基金の設立を機に会員の皆様の社会貢献に対しての意識の醸成につながることを期待しています。
私たちMDRT日本会の会員は、保険と金融のプロフェッショナルとして、また同じ時代を生きるひとりの人間として、MDRTの理念であるホール・パーソンを目指しています。この環境の中、私たちは今、何をなすべきなのか。
自己実現のために我々の目指すべき使命を、もう一度見つめなおし、組織や会員個々の進むべき方向に、ゆるぎない信念をもって突き進む時が来ました。
未曾有の金融危機、今こそ我々の信念が試される時ではないでしょうか?
信念が経験にとらわれている限り、我々は困難な道を歩むことになるでしょう。なぜなら、我々は自分の価値観を変化させることを恐れ、つねに揺れ動くからです。組織や個人の変革を行うには、人生を動かすゆるぎない信念が必要です。我々の信念が「真実」になると思うが故に強力になり、自己実現の達成に導かれるのです。
本年はこのテーマのもと会員の皆様と共に積極的な活動を展開したいと思います。
一年間ご支援のほどよろしくお願いいたします。
2009年度MDRT日本会会長
山元 政博